日本の成人の80%が罹患している歯周病。
近藤歯科医院は歯周病認定医による診療を行っています
歯周病は世界で最もかかる人が多い感染症としても知られており、日本での罹患率は成人の80%と言われています。
恐ろしいのは、進行すると糖尿病や心疾患などの全身疾患を招く可能性が高いということです。
「自分は違う」と思い込まずに、しばらく定期健診を受けていない方や、お口で気になる症状がある方は、歯科医院でご自身の歯周病リスクを確認することが大切です。
近藤歯科医院 副院長の鏑木は、日本歯周病学会 歯周病認定医・レーザー歯学会 専門医です。
そして、すべての歯科医師・歯科衛生士・スタッフが、歯科治療に必要な、治療・対応・トレーニングを受けております。
歯周病に関する高度な知識と治療技術を持っておりますので、安心してお任せください。
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- 歯周病認定医とは?
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歯周病認定医は、日本歯周病学会が認定する資格です。
学会が認めた大学の付属病院などの医療機関において歯周病に関する3年間以上の研修を受け、認定医試験に合格した者のみが与えられる資格です。
資格習得後も、認定医として高い臨床レベルを維持するために、更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や発表を行う事が義務付けられています。
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- レーザー歯学会専門医とは?
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レーザー歯学会専門医は、日本レーザー歯学会が認定する資格です。
5年以上学会に所属し、日本レーザー歯学会で学術発表や研究論文発表を行い、認定試験に合格した者のみが与えられる資格です。
資格習得後も、専門医として高い臨床レベルを維持するために、更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や発表を行う事が義務付けられています。
何について知りたいですか?
近藤歯科医院の歯周病治療6つのポイント
1.歯周病認定医による治療

歯周病になるメカニズムを十二分に理解して頂き治療、予防だけでなく、高度な歯周外科手術なども行っています。
2.レーザー歯学会専門医によるレーザー治療

レーザー治療はう蝕や知覚過敏だけでなく、歯周病においても痛みを少なく高い効果を発揮できる治療法の一つとして注目されています。

- 当院で使用しているオサダライトサージ3000
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- ●歯肉の下の歯石の除去
- ●バイオフィルムの破壊
- ●歯周ポケット内の殺菌
- ●歯周外科処置
- ●エンドトキシン(歯周病菌を構成する細胞内毒素)の破壊
など
3.丁寧で分かりやすい説明

情報を共有しながら治療を進めます 初診時に歯周病の検査を行ったうえで、歯周病に関する基本的知識、患者さま個々の現段階の状態を丁寧に説明いたします。
その上で患者さま1人1人の希望を聞きながら、治療方針を決めていきます。
4.患者さまに最適な歯ブラシ・方法の提示

ブラッシング指導に力を入れています 近藤歯科医院では医院で丁寧な歯石除去を行うことはもちろん、必ず患者さまご自身に最適な歯ブラシ指導を行っています。
そのため、来院の際には必ず歯ブラシを持参していただき、できる限りワンポイントアドバイスを行うよう心掛けています。
5.2種類のスケーラーを駆使した徹底的な歯石除去
歯ブラシだけでは届かない深いポケットの汚れや歯石を徹底的に除去するため、2種類の機器を駆使した方法で治療します。
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- P-MAX超音波スケーラー
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P-MAXは、根面を傷つけることない極小パワーで、痛みなく歯石を除去できます。
通常の超音波治療器は、振動(周波数)の強さしか調節されませんが、P-Maxでは先端の負荷に応じて自動的に振動をコントロールすることが可能です。
またポケット内に酸素を入れることで歯周病菌の住みにくい環境にすることができます。
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- ハンドスケーラー
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手動で歯垢や歯石を取り除き、細部にわたり歯石除去が可能です。
6.歯周病予防に注力

「病気になる前に防ぐ」意識を 定期健診をおこなうことで歯周病は予防できることが分かってきています。
可能な限り早期発見・早期治療をすることで歯を失うことなく、その後は予防に力を入れることで長く自分の歯で噛めることが医院と患者さまの共通の目標です。
歯周病とはどんな病気?
歯周病とはどんな病気?

歯を支える歯槽骨を溶かしてしまう病気 歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の細菌が歯肉の炎症を引き起こす病気です。
進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
近年では様々な重篤な全身疾患との関係も明らかになっており、全身の健康にも影響を与える恐ろしい病気なのです。
>>歯周病と関係のある全身疾患はこちら
- 歯周病セルフチェック
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- 歯ぐきに赤くはれた部分がある
- 歯を磨くと血が出る
- 口臭がある
- 歯がグラついたり、浮いたような感じがある
- 歯ぐきがやせてきた
- 歯並びが悪くなった気がする
- 食べ物が歯と歯の間に詰まりやすい
- 起床時、口の中がネバネバする
どれか1つでも当てはまったら歯周病の疑いがあります。
すぐに歯科医院を受診するようにしましょう。
どうやって歯周病になるの?

これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが不十分であったり、砂糖を過剰に摂取することで細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強いため、うがいをした程度では落ちません。
歯垢1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、その細菌がむし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が特に多いのです。
そのため、歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が行き届いていないと、そこに多くの歯垢が溜まり、歯垢に含まれる細菌が歯肉の炎症をひき起こして、歯周病になります。
- 歯周病の進行
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健康な歯肉
健康な歯ぐきによって、歯がしっかりと支えられている状態です。
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歯肉炎
歯の周りに歯垢が付き、歯ぐきに炎症が起きます。赤みや腫れといった症状が見られます。
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軽度歯周炎
歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が溶け始めます。歯磨きをすると出血します。
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中等度歯周炎
歯槽骨がさらに溶け出し、歯が動くようになります。膿が出ることもあり、口臭がひどくなります。
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重度歯周炎
歯を支える歯槽骨が2/3以上溶け、歯が抜けそうな状態になります。口臭がよりひどくなります。
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日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病

歯周病は重症化するまで自覚症状がほとんどなく進行するため、サイレントディジーズ(静かな病気)と呼ばれています。
歯を失ってしまう前に、定期的な健診でしっかりご自身の歯周病リスクを把握し、歯周病を予防していくことが大切です。
全身疾患と歯周病の関係
歯周病は、お口の中だけでなく、全身にも様々な影響を及ぼすことが分かっています。
現在では歯周病は生活習慣病のひとつとして考えられ、歯周病に注目が集まっています。

- 主な病気
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脳梗塞
血栓によって脳血管が閉塞して起こる病気。血栓には歯周病菌の存在が確認されている。
狭心症・心筋梗塞冠動脈が狭くなったり、血栓によって血管が詰まることで起こる病気。血栓には歯周病菌の存在が確認されている。
肺炎歯周病菌が気管に入り込み、肺炎となることがある。
動脈硬化動脈硬化を起こした血管内で、血管を狭める原因となるアテロームから歯周病菌の存在が確認されている。
肥満歯周病と診断された人が4年後の健診時にメタボリックシンドロームの指標が高くなっている。
糖尿病糖尿病になるとインスリンの働きの低下により、合併症として現れる。
骨粗しょう症骨粗しょう症になると歯槽骨も脆くなり、歯周病も進行する。
低体重児出産・早産歯周病の炎症により陣痛が促進され、早産となる可能性がある。
歯周病の治療方法

プラークコントロールで改善できます 歯周病の原因となる細菌の数を減らす(プラークコントロール)ことで、歯周病は改善されます。
細菌を含んだ歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
そのため、原因となる細菌の数を減らせば、歯周病の進行も遅らせることができるのです。
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- 歯科医院でのケア
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歯科医師や歯科衛生士によるプロの処置(SRP<スケーリング&ループトレーニング>)で、歯周病の原因となるプラーク・歯石の除去を行います。
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- ご自宅でのケア
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歯周病の治療において、最も大切なのは日常で行う歯磨きです。
患者さまに最適なブラッシングの選択・ブラッシング方法をお伝えしますので、丁寧に行いましょう。
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- 生活習慣の改善
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タバコの喫煙習慣のある方は禁煙を、甘い物を過剰に摂取している方は食生活の改善などを指導します。
特にタバコに含まれる要素は歯周病治療を妨げてしまいます。
治療の鍵は「メンテナンス」

プロフェッショナルケアの両立です メンテナンスは、「治療によって得られたお口の健康な状態を持続させ、再発を防止すること」を目的としています。
歯周病は歯科医院で治療を受けるだけ、ご自身で歯みがきを頑張るだけ、といった、どちらか一方だけでは治すことはできません。
患者さまによるセルフケアと歯科医院でのプロフェッショルケアを両立して初めて治療は成功に向かいます。
毎日各自が行っている歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使ったセルフケアが重要なのは当然ですが、及ばない部分を歯科医院で行うプロフェッショナルケアでメンテナンスいたします。